今回も、【どっちにする?】トイレと浴室に窓は必要かの記事と同様、我が家設計時に悩んだ問題について紹介します。
窓は決まったけどシャッターどうしよう・・・という方の参考になれば幸いですm(_ _)m
我が家は引き違い窓全てに電動シャッター
表題の通り、我が家は引き違い窓全てに電動シャッター設置。
滑り出し窓に関しては、シャッターも面格子もなしです。
シャッターを設置する目的
シャッターは最悪なくても、生活はできます。
私も妻Pomkoも、実家ではシャッターなんてなかったけど、そんなに困らなかったし。。。
私Pontaが思うシャッターを設置する目的は以下7つです。
- 耐衝撃
- 防火
- 目隠し
- 防音
- 断熱
- 調光
- 防犯
挙げたものの多くは、窓の弱点を補うものです。
我が家では耐衝撃を主な目的としてシャッター検討しました。
耐衝撃
台風等で重量物が飛来してきた場合、壁なら傷が付いただけでも、窓なら割れてしまう可能性がありますよね。
そういう時にシャッターを閉めておけば、窓が割れる可能性をグッと下げることができます。
※絶対に割れないとは言い切れません!また、程度によりますがシャッターは損傷します。
防火
窓ガラスは、熱に弱いので防火性は低いと考えます。
ガラスが火であぶられると割れてしまい、そこから延焼します。
シャッターは鋼板でできているため、ガラスに比べて防火性はとても高いです。
目隠し
これも窓の弱点をカバーする項目です。
リビングに大きな窓をつけたけど、外からの目線が気になることがありますよね。
特に日没後、外が暗くてリビングは照明で明るいと、外の様子はわからないが、外から中は丸見えになります。
なので、我が家では外が暗くなってきたらシャッターを閉めています。
防音
これは私の肌感覚ですが、娘の泣き声を家の外すぐで聞く機会があって、
やっぱり窓から声が漏れているのがよくわかりました。
シャッターを閉めていると、グッと音量が下がりました。
夜に友人を呼んでホームパーティ等する時、シャッターを閉めているとある程度騒いでも大丈夫かもしれません(^^)
断熱
効果アリと判断しています。
冬に冷たい風が窓に吹き付けられた時、
- シャッターなし:窓に直接冷風が当たるため、隙間から室内に冷気が流入する
- シャッターあり:シャッターで冷風を一旦受けるため、窓表面ではほとんど無風になる⇒隙間からの流入量が減る
また、夏場は日差しを完全に遮ることができますよね(^^)
調光
これは微妙かもしれません。。。
私は調光目的でシャッターを使ったことはないです。
要は、明るすぎるからシャッターを半分だけ閉める、みたいなことです。
もしからしたら、周囲の建物に日差しが反射して窓を見ると物凄く眩しい!という場合は有効かもしれません。
防犯
窓は割ったり開錠したりして侵入することができます。
シャッターを閉めておくことで、それを防止します。
ただ、防犯に関しては本当にその目的が果たせるか微妙、と感じています。
何故なら、
- 不在時だけシャッターを閉めていると、不在であることを知らせていることになる
⇒常時シャッターを閉めるなら、そもそも窓なんか要らないのでは - 窓という窓全てにシャッターを設置しないといけなくなる(コスト増)
⇒不在とわかった上で、シャッターのない窓から侵入するかも - というか、ドアからだって侵入の可能性はある
からです。
電動か手動か
目的がわかり、ここにシャッターを付けよう!まではいいのですが、電動か手動かは最後まで悩みました。
冒頭に記した通り、引き違い窓オール電動シャッターですが、
悩んだポイントはやっぱりコストです。
コストも含め、電動と手動を比較すると、
電動 | 手動 | 備考 | |
---|---|---|---|
コスト | ×高い:67,700円 | ○47,000円 | 幅約2 m |
動作劣化 | ×長期間不使用だと動かないことも | ○特になし | |
動作速度 | ×遅い(3m/分) | ○早い | |
後付 | ×電源引回し必要で煩雑 | ○電源不要で容易 | |
停電時 | ○手動に切替可能 | ○電源なし | |
操作性 | ○リモコン操作のみ | ×窓を開ける必要あり |
※コストは我が家のリビングのシャッターの場合です。
コスト
これはシャッターだけで判断できることではないので、他でコストダウンを頑張って、電動分のコストを吸収しました汗
動作劣化
これは担当の営業さんが仰っていました。
何年も使っていないと、モータが動かなくなることがあるそう。
高コストなので、本当に必要かどうか吟味必要です。
結局使わなくて動かなくなったら意味がないです。
動作速度
遅いのは遅い。。。
ですが、生活に困るほどではないかなと。
手動の場合の、窓を開けてからシャッターを上げ下げし終わるまでの一連の作業時間と比べると、大した弱点ではないと判断しました。
動作速度はこんな感じです。
後付
電動は電源が必要なので、後でやっぱり必要!というのは難しいと思います。
※できるのはできる
設計時にじっくり検討して、後付しなくても大丈夫にしておけばOK!
停電時
正直、まだ手動操作したことがありませんm(_ _)m
実施したら追記します。
とはいえ、文字通り手でシャッターを持って上げ下げするのみです。
操作性
これが最大のメリットと言っても過言ではありません。
楽チンの一言です!
ほんまにリモコンのボタンを押すだけ。
リモコンはいたってシンプルです。
上げる・停止・下げるのみ。
注意いただきたいのは、コストダウン目的で部分的に手動シャッターを採用することです。
電動の操作性を知ってしまうと、
手動シャッターの上げ下げが億劫になり使わなくなる可能性あり
です!
なので、個人的には、オール電動 or オール手動がおすすめですm(_ _)m
我が家の電動シャッター採用箇所
我が家の電動シャッター採用箇所は下図の通りです。
赤枠:電動シャッターあり
青枠:シャッターなし
主な目的は耐衝撃でした。
我が家周囲は、
- 東:隣家あり
- 西:空地(そのうち誰かが建てる想定)
- 南:道路
- 北:小さな水路・道路
というわけで、東西に関しては隣家があるから大きなものが飛来してくる可能性は低い、南北は空間が空いているから可能性あり
⇒南北面はしっかり保護しましょう!
という考え方です。
まとめ
シャッターを設置する目的
基本的に窓の弱点を補うものでした。
- 耐衝撃:台風での飛来物からの保護
- 防火:窓は熱に弱いが、シャッターは強い
- 目隠し:特に夜に外からの視線をカット
- 防音:効果あり
- 断熱:効果あり
- 調光:うーん、それを目的にする?
- 防犯:不在を明示してしまう面も
電動か手動か
電動のネックはコストでした。
他のデメリットは克服可能と判断しました。
操作がとても楽なので、手動が混在していると手動は操作しなくなるかも。。
⇒オール電動 or オール手動がおすすめ
我が家では南北面を電動シャッターで保護
空間が空いている面で、飛来物から窓を保護するため、オール電動シャッター採用しました。
どうしても最後にコストを詰めるとしたら、シャッターが対象になりそうな気がします。
なくてもいいといえばいいので。。。
そんな時、そもそも何でシャッターは必要なのか、振り返る意味でもご参考頂ければと思います。
ご覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m