今夏、丸一日家を空けるタイミングがあり、エアコンOFF状態が続きました。
リビングや寝室等、外気温の影響でどこまで上昇したのでしょうか。。
温湿度計を使って計測してみました。
へーベルハウスの壁構成
へーベルハウスの壁構成は下図のようになっています。
壁厚さ約200 mmのうち、断熱材はネオマフォームの45 mmのみ。
へーベル板は断熱材とはいえません。
熱伝導率(熱の伝わりやすさ)は合板(木)と同程度だし、タタミの方が低いくらい。
無いよりはいい。が、断熱材と思って期待するのは違う気がします。
なので、断熱が得意なメーカではないと考えます。
SwitchBotで温度計測してみた
SwitchBotとは
温度(湿度)センサとしてSwitchBotを採用しました。
Bluetooth接続で、自動で温湿度データを蓄積していってくれるから便利です。
※アカウント作成必要です
計測箇所
計測箇所は今のところ6箇所。
エアコンOFFだと傾向が大して変わらなかったので、今回はリビング温度の結果のみ載せますm(_ _)m
計測時間
常時温度計測していますが、エアコンをOFFしてからONするまでの間(約33時間)だけを切り取ってみます。
計測結果
この日は基本的にずっと曇りでした。
リビングの温度上昇は10時間強で3 ℃
下図が温度のグラフです。横軸が時間になっています。
赤線:屋外、青線:リビングです。
リビングの温度上昇は日中10.5時間で1日目:3.0、2日目:3.7 ℃とわかります。
3.0 ℃・3.7 ℃の差異はその日の屋外温度の違いに起因すると思います。
2日目の屋外温度の方が高いので室内温度も上がりやすい、というわけです。
断熱が得意じゃないって言うても、10時間強で3 ℃しか温度上がらへんのなら十分とちゃう??
比べないといいのか悪いのかよくわからない
、、と思うので、旧居で過去に趣味で(?)計測していたデータを載せてみます。
ちなみに旧居は1996年築、鉄骨製のハイツです。
リビングの温度上昇は日中6時間で4.6 ℃。
新居での結果を6時間に換算すると、2.1 ℃(2日目)となります。
10.5 hあたり | 6 hあたり | |
新居 | +3.7℃ | +2.1 ℃(左記から換算) |
旧居 | — | +4.6 ℃ |
というわけで、古い旧居に比べれば良くなっていることがわかります(^^)
旧居は帰宅すると本当にムッとして灼熱でした。。。
新居も帰宅時は暑いけど体感的にはマシです。
断熱性を売り文句にしているメーカの建物なら、さらに温度上昇抑制できるんだと思います。
程度はわかりませんが汗
旧居より温度上昇がマシな理由
①壁の断熱性アップ
旧居の壁の中身がわかりませんが、確実に20年以上前の賃貸より良くなっていると考えます。
②窓ガラスが単層⇒複層
旧居は窓ガラスが単層でしたが、新居では複層に。
これもまあまあ効くと思います。
③窓の面積が減った
旧居では南向きリビングから掃き出し窓でベランダに出る仕様。
よって、窓の面積は大きく、日光が降り注ぎます。
新居ではリビングの窓を腰高窓にしたので面積が少ないです。
断熱のことを考えたらできるだけ窓はない方がいいです。
どんな窓でも断熱性で壁にはかないません。
④LDKが広くなった
旧居では14帖弱だったLDKが新居で20帖まで広くなりました。
この分LDKの体積(空気の量)も増えたので、外から同じ量の熱を受けても温度が上がりにくくなっています。
旧居より良くなっているのでヘーベルハウスでもOKと考えています。
今は外からスマートフォンで帰宅前にエアコンONできますし(^^)