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Ponta&Pomkoです パブリック/プライベートゾーンを区分けし、家事動線を意識した家を建てました。設計通り快適に生活できています(^^)

【どっちにする?】浴室と洗面所は1階か2階か

我が家は浴室・洗面所が2階にあります。
来客の中には驚かれる方もそれなりにいました。

1階と2階の比較

早速、浴室・洗面所が1階の場合と2階の場合で比較してみます。

1階2階
パブリックゾーン
プライベートゾーンの区分け
×難しい○可能
洗濯動線×悪い・長い○良い・短い
水漏れ(その1)×原因特定が比較的難しい○原因特定が比較的容易
屋外からの視線×窓位置によっては感じやすい○比較的感じにくい
1階の間取り自由度×下がる
(浴室・洗面所でスペース圧迫)
○上がる
2階の間取り自由度○上がる×下がる
(浴室・洗面所でスペース圧迫)
水漏れ(その2)○屋内の浸水影響なし×階下(1階)が浸水
コスト○比較的安価×比較的高価
お湯が出るまでの時間○短い×長い
1階の洗面台○洗面所のものが使える×別で必要
濡れたり汚れたりして帰宅した時○玄関~浴室動線が短い×玄関~浴室動線が長い
建物としての一般的価値○高い×低い

パブリックゾーンとプライベートゾーンの区分け

2階に浴室・洗面所を置くメリットに分類しましたが、これはLDKが1階にある前提です。
LDKはお客さんを招き入れるパブリックゾーンとして、浴室・洗面所とLDKを別の階にするということです。

我が家では1階(左図)はパブリックゾーン、2階(右図)はプライベートゾーンとしています。

妻の来客中に私が子供をお風呂に入れる等の作業がとてもやりやすいです。

洗濯動線

洗濯してから干して片付けるまで、ほとんど洗面所内のみで済みます。

詳しくは、【Web内覧】2階洗面所(前編)をご覧ください(^^)
毎日のことなので、この間取りでよかったと思っています。

水漏れ(その1)

2階からの水漏れが心配!に関しては後述します。
メリットとしては原因究明が容易である点です。
1階の天井に点検口があります(^^)

住んでいる自分たちが使うことはないですが、、、万が一の時にはすぐに復旧できる方が良いと考えます。

屋外からの視線

窓位置にもよりますが、基本的には1階よりも2階の方が屋外からの視線は感じにくいと思います。
そういう意味で、浴室・洗面所が2階にあると気兼ねなく着替えたり入浴できたりします(^^)

というか、我が家は浴室に窓がなく、洗面所もベランダに出る掃き出し窓のみなので、視線はほぼゼロなのですが汗

詳しくは、【どっちにする?】トイレと浴室に窓は必要かをご覧くださいm(_ _)m

1階の間取り自由度

間取りの自由度は間違いなく上がります!
単純に、浴室・洗面所分の面積が空くので。

もし我が家の縦長の土地で、浴室・洗面所が1階だったら、、、

うーん、、、どこが犠牲になるんでしょう。
LDKが南北ほぼ全て占領しているので、これを圧迫するんでしょうね汗

2階の間取り自由度

ここからはデメリットになります。
1階の間取りを自由にできる分、2階は浴室と洗面所をどこかに置かないといけません。

我が家では、洗濯動線を意識してクローゼットのある寝室の隣りに浴室・洗面所をもってきました。

洗面所で乾いた衣類はほとんどハンガーに掛けたまま寝室クローゼットに収納します。

そういう意味で、このデメリットは克服できたと判断しています。

水漏れ(その2)

2階で水漏れしたら、1階がびちゃびちゃになるんじゃないか!?
という心配です。
しかし、私が思うに、、、

  • じゃあ、マンションや団地はどう考える?2階以上に水回りあるよね?実績から考えてそんなにハードル高くないのでは?
  • 1階での水漏れは許容できる?基礎側に水が染みていくのでは?

ということで、個人的にはデメリットと思っていません

コスト

具体的にどれくらいかはわかりませんが、浴槽を2階に上げる工数等を考えると、1階よりも割高と思います。
※初めから2階の設計だったので、コスト比較してません。。。

お湯が出るまでの時間

2階にある分、給湯器からの距離がどうしても伸びます。
冬場だと、シャワーを出し始めて20秒くらいでやっとお湯になります。
・・・一戸建てだと普通だそうですが、冬場で裸で20秒待つのはしんどいですね。

1階の洗面台

2階に洗面所があるため、帰ってきてから手を洗うまでの動線が長くなってしまいます。
解決策としては、

  • キッチン(1階)で手を洗う
  • 洗面台を1階にも設置する

のどちらかかなと思います。
キッチンで手を洗うのは嫌だったので、
1階にも洗面台を設置しました。

ちなみに、2階洗面所のものがコチラ↓↓

そう。2階洗面所のものと同じタイプ、幅違いです。
1階の洗面台に関しては、これを選定するまで結構苦労しました↓↓
【どっちにする?】1階手洗い用洗面台_へーベル標準VSLIXILFシリーズ

洗面台が必要な時点で、コスト面でデメリットですね。
玄関と洗面所が同じ階なら不要なものなので。

ただ、洗面所をプライベートゾーンとしているので、1階の洗面台はお客さん用と言うこともできます(^^)

濡れたり汚れたりして帰宅した時

これは正直ちょっと面倒。。。

雨の日、濡れた合羽を洗面所で干したいと思ったら、2階まで行く必要があります。
玄関に干すのもなー・・・という。

このデメリットは克服しきれませんでした汗
【入居後の使用感】濡れたカッパの行方_帰宅時は2階浴室まで行くので不便

建物としての一般的価値

どうやら、2階に浴室・洗面所のある家は売れにくいらしい。。。

数でいうと、どうしても1階に設置する場合の方が多いため、2階に設置された家は敬遠されがちらしいです。

とはいえ、売ることを考えて間取りを妥協するのも違和感があったので、正直、何も気にしませんでした。

まとめ

というわけで、もう一回冒頭で示した表を出します。

1階2階
パブリックゾーン
プライベートゾーンの区分け
×難しい○可能
洗濯動線×悪い・長い○良い・短い
水漏れ(その1)×原因特定が比較的難しい○原因特定が比較的容易
屋外からの視線×窓位置によっては感じやすい○比較的感じにくい
1階の間取り自由度×下がる
(浴室・洗面所でスペース圧迫)
○上がる
2階の間取り自由度○上がる×下がる
(浴室・洗面所でスペース圧迫)
⇒寝室と隣接させ動線を短くしたのでOK
水漏れ(その2)○屋内の浸水影響なし×階下(1階)が浸水
⇒水漏れはどの階で起きても問題、特段のデメリットではないと判断
コスト○比較的安価×比較的高価
⇒初めから2階の想定で予算組みしていた
お湯が出るまでの時間○短い×長い
⇒妥協:根本的な解決策なし
1階の洗面台○洗面所のものが使える×別で必要
⇒コストアップだが設置して来客用に使えて便利
濡れたり汚れたりして帰宅した時○玄関~浴室動線が短い×玄関~浴室動線が長い
⇒妥協:現状解決策なし
建物としての一般的価値○高い×低い
⇒気にせず

お湯が出るまでの時間・濡れたり汚れたりして帰宅した時のみ妥協ということで、享受できるメリットと比較して我が家では採用に至りました。

本当に便利です(^^)
これから設計される方は、是非検討してみてくださいm(_ _)m

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